2007年12月27日木曜日

絵本と食育と知的財産権

「子育てれび」でお笑いの水道橋博士が,自分の子育てにおける工夫を紹介していました。
お子さんに納豆を食べてもらいたいけれども,見た目や臭いなどからなかなかうまくいかない,ということに対して,納豆ふりかけにして食べさせて慣れさせようとしたけれどまた失敗。。。その時,お子さんの好きな絵本「ラチとらいおん」の中で子どもがごはんを食べて元気になるシーンがあることに目をつけて,自分で少し話を脚色して「ふりかけをかけたごはんをたべてげんきになった」といった話にして,読み聞かせることでうまくいったとか,いかないとか。。。
個人的に家庭内教育として行う工夫としては,とてもよいと思いましたが,著作権的にはおおっぴらにお勧めするのはちょっと…。むしろ,「食育のためのお子さんに読ませる絵本製作キット」なるものを売り出して,新たなお話をや絵本を作ることをお勧めした方がいいように思います。

ラチとらいおん

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教科書検定問題と歴史教育と情報教育と

教科書検定問題が話題になっていますが,情報教育の観点からは,1)情報の信頼性,信憑性がどのように測られるのか?という視点から歴史に関する情報を見ようとする態度を育成することを歴史教育の中に取り入れることと,2)情報の信頼性,信憑性を高めるためにどのような情報収集や処理分析の工夫ができるか?という視点から歴史の授業の組み立て方やねらいの定め方が工夫できる教員の養成を進めること,が大事だと考えますね。乱暴かもしれませんが,教科書(だけでなくさまざまな資料)を1冊だけ決めるのではなく,数冊を見比べながら授業をするのが,社会科の授業として,メディアにコントロールされた現実の世の中の仕組みを知ることと,歴史の見方考え方を知ることとを同時にねらうことができる,実践的な授業になると思いますがどうでしょうか。

<教科書検定>評価と批判交錯 「一歩前進」「歪曲だ」【exciteニュース12月27日00:26】
http://www.excite.co.jp/News/society/20071227002600/20071227M40.140.html
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2007年7月18日水曜日

中学生の職場体験

平成16年度時点で,公立中学校の90%の学校で,1〜3日の職場体
験を行っているとのこと。今後は,5日以上の体験を推進して行くと
いった方向性が示されている。キャリア教育の必要性が声高に訴えられ
ているが,その本質は何なのだろうか。各家庭で,家事等の手伝いをす
ることは,仕事を体験するもっとも身近な機会だと思われるが,そこに
は言及せず職場体験を進めても,あまり効果的だとは思えない。家庭で
も学校でも,社会に出ても,困っている人を見たら手伝ってあげようと
思う気持ちが持てない人が,就職して果たして期待する働きぶりがみら
れるのだろうか。
中学校職場体験ガイド
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/career/05010502/026.htm
さいたま市教科研究委員会「家庭」
http://www.saitama-city.ed.jp/kyoukaken/18/kyouka/kyouka.html#kate1
意外としっかり!? 我が家、我が子の生活習慣
http://benesse.jp/blog/20060418/p1.html
現在の子どもの生活実態とその対応について
http://sugar.lin.go.jp/japan/view/jv_0112a.htm